新聞情報

日本ビル新聞1311号(2025年4月7日号)

・=熱中症対策強化 安衛則改正=厚生労働省が熱中症対策強化を目的に、労働安全衛生規則(安衛則)を改正する。熱中症のおそれがある労働者を早期に発見し、重篤化防止を図るもので、改正案は3月12日、同省の労働政策審議会安全衛生分科会で承認された。違反した場合は罰則を適用する。本格的な猛暑が始まる7月までに施行したい考えだ。

・=日本空調サービスが研修施設開設=日本空調サービス㈱が、ビルメンテナンスに関わる研修施設を名古屋市南区に完成、今年度入社の新入社員研修から運用を開始した。総工費は約22億円。同社ではこの研修施設を人材育成の重要拠点ととらえ、教育拡充により技術力の底上げと安全意識の向上を図り、高品質サービスの強化を推進していく。

・=就業者数、就業率4年連続上昇=総務省が公表した労働力調査によると、令和6年平均の就業者数は6781万人で、就業率は61.7%だった。いずれもコロナ禍からの経済回復以降、4年連続での増加・上昇となった。一方、完全失業者数は176万人で完全失業率は2.5%だった。完全失業者数は3年連続で減少し、完全失業率は2年ぶりに低下した。就業者数の内訳をみると、女性の増加が依然として顕著で全体を牽引している。

・=一般労働者の月給330,400円=厚生労働省は3月17日、令和6年の賃金構造基本統計調査の結果を公表した。それによると一般労働者の賃金(月給)は33万400円で、3年連続で上昇し過去最高を更新した。男女別にみると男性が36万3100円、女性が27万5300円で、男性の賃金は3年連続、女性の賃金が11年連続で上昇し、いずれも過去最高額となった。

★=商業施設、無人店舗の事件・事故防止=㈱アジラと東日本電信電話㈱(NTT東日本)、NTTドコモ・ベンチャーズ(NDV)の3社は、事件・事故の未然防止に行動認識AIを活用したサービス「ギガらくカメラ映像解析オプションMIMAMORI AI」を3月31日に提供開始した。これまで、アジラとNTT東日本は両社の技術とサービスの連携を進めており、NTTドコモ・ベンチャーズは、アジラへの出資を行うかたちで今回の提携を支援した。

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