・=新たに200万人が厚生年金加入対象に=厚生労働省は5年に1度行われている年金制度見直しの一環として、パートなどの短時間労働者が就業調整する一因とんっている年収「106万円の壁」を撤廃する方向で準備に入った。厚労省は12月10日、社会保障審議会年金部会に対し、パートなどの短時間労働者の厚生年金加入要件のうち、「月額賃金8万8000円(年収約106万円)以上」とされている賃金要件を撤廃する案を提示。年金部会は撤廃案を了承した。
・=労働安全衛生法改正=厚生労働省が、労働安全衛生法の保護対象にフリーランスなどの個人事業者を加える方向で最終的な議論を進めている。安衛法はこれまで、企業に直接雇用される労働者のみを保護対象として、企業に対し、さまざまな安全衛生対策の実施を義務づけてきたが、新たに「個人事業者」「中小企業の事業主」「中小企業の役員」を保護対象に加える。
・=売上・収益増も4割が債務超過=東京商工会議所は12月6日、中小企業委員会が実施した「中小企業の経営課題に関するアンケート調査」の結果を公表した。それによると、売上高が増加した企業が約5割、直近決算時の収益が黒字だった企業が約6割となるなど、中小企業の経営状況は概ね好調に推移している一方で、約4割の企業が債務過剰感を抱えており、約3割の企業が「資金繰りが苦しい」と感じていることなどがわかった。
・=人手不足社会への挑戦=グローブシップ㈱は11月21日、東京・千代田区の大手町サンケイプラザで「第8回お取引先セミナー」を開催した。このセミナーは年に一度、同社が取引先企業を対象に行っているもの。一昨年までは新型コロナウイルスの感染防止のため、オンライン形式によるバーチャルセミナーを開催していたが、経済活動も通常に戻ったことを受け、昨年4年ぶりに対面形式のリアルセミナーを開催。今回も前年に続いてのリアル開催となった。
★=佐賀県のダムに巨大「ゴジラ」出現=ケルヒャージャパン㈱は、佐賀県にある岩屋川内ダムに、同社の高圧洗浄機を用いて汚れを落とし、そこに巨大なゴジラを描くダムアート作品を完成させた。同ダムの完成50周年を記念して実施された。ダムアート製作にあたっては、同社ドイツ本社から洗浄チームが来日、約4か月の準備期間を費やし、総勢7人で作り上げた。