・=国内ビル管理市場4兆9063億円=㈱矢野経済研究所が国内のビル管理市場を調査、建物使途別や業務別動向、将来展望を公表した。2024年度の国内ビル管理市場規模(元請金額ベース)は、前年度比101.6%の4兆9063億円と予測。継続している既存ビル管理案件の契約更新時において価格改定が進んでおり、これに加えて適正な単価水準での新規案件が積み上げっている現状を考慮すると、ビル管理事業者各社の売上規模の拡大傾向が進み、ビル管理市場全体の底上げが進んでいく見込みとなっている。
・=持続可能な社会実現に貢献=(公財)日本環境協会が運営するエコマークが、2024年度のエコマークアワード受賞者を発表した。持続可能な社会の形成に大きく寄与する取り組みを行った企業・団体が選ばれるエコマークアワードの最優秀賞には日本生活協同組合連合会が、優秀賞には3社1団体が選ばれた。今回ビルメンテナンス業界からは㈱グンビルが優秀賞を受賞した。
・=労務費への価格転嫁進まず=日本商工会議所が公表した「価格転嫁の動向調査」によると、発注者側との価格協議については「協議できている」とする企業が7割超、コスト増加分の価格転嫁については「4割以上価格転嫁できている」とする企業が5割超となっている。その一方で、労務費増加分の価格転嫁については「4割以上価格転嫁できている」企業は3割台の低水準にとどまっていることなどがわかった。
・=建設業の倒産件数 過去10年で最多=中小建設会社が深刻な人手不足に直面している。帝国データバンクが発表した建設業の倒産動向によると、今年発声した建設業の倒産件数(負債1000万円以上)は、10月までに1566件となり、年間を通じた倒産件数は過去10年で最多を更新する見込みとなった。
★(公社)全国ビルメンテナンス協会と(一社)日本能率協会が主催する「ビルヒューマンフェア&クリーンEXPO2024」が11月20日~22日の3日間、東京・江東区の東京ビッグサイトで開催された。会場ではビルメンテナンス関連の資機材・サービスの展示に加え、各種講演会やセ資機材のデモンストレーションなどさまざまな催しが開かれた。