新聞情報

日本ビル新聞1303号(2024年11月18日)

・=65歳以上社員、第一線で活躍期待=独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構は10月7日70歳以上の定年・継続雇用制度の導入効果などに関する調査の結果を公表した。それによると、70歳以上の定年制や継続雇用制度を導入した企業の多くが、高齢者を雇用するデメリットよりもメリットを高く評価しており、6割以上の企業が高齢者の第一線での活躍を期待している。また、9割以上の企業が高齢者の専門能力や労働意欲を高く評価していることなどもわかった。

・=中小企業省力化投資補助事業に採択=アイリスオーヤマ㈱が販売する清掃ロボット「Whiz i アイリスエディション」が4月30日付で、経済産業省中小企業庁が公募する「中小企業省力化投資補助事業」の対象に採択された。これに伴い同社では、補助金申請業務を支援する「ロボット補助金サポートサービス」を6月25日から開始している。

・=企業に求められる内部留保の積極活用=財務省が公表した法人企業統計調査によると、令和5年度の法人企業(金融業、保険業を除く)の売上高は前年度から約3%増加し経常利益は約12%増加、いずれも過去最高額となった。その一方で企業の内部留保は増加し続け、付加価値に占める人件費の割合を示す労働分配率は低下傾向が続いていることがわかった。

・=賃金改定額32年ぶり1万円超え=厚生労働省が公表した賃金引上げ等の実態に関する調査によると、令和6年中に賃上げを実施または予定している企業が全体に占める割合は91.2%で、前年の89.1%から2.1ポイント上昇した。また、1人あたりの平均賃金の改定額は1万1961円となり、前年の943円から2524円増加した。1人あたりの平均賃金改定率は4.1%で、前年の3.2%から0.9ポイント上昇した。

★=再生プラスチック60%使用=ケルヒャージャパン㈱は、再生プラスチックを使用した日本初の業務用ドライクリーナー「T 11/1 Classic Re!Plast」の予約販売受付を11月1日から開始した。同製品は、本体プラスチック部品の60%に再生プラスチックを採用。製造工程における石油資源節約や廃棄物削減を通じ、循環型社会によるCO2排出削減に貢献する。

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