新聞情報

日本ビル新聞1265号(2023年3月6日号)

・=建築保全業務労務単価 上方修正=国土交通省は2月14日、昨年12月に公表した「令和5年度建築保全業務労務単価」を見直し、修正すると発表した。修正されるのは「令和5年度建築保全業務労務単価」のうち、「日割基礎単価」で、12月公表値からの上方修正となる。令和5年度の新たな「日割基礎単価」は、全国・全職種平均で前年度比5.0%増の1万5603円で、12月公表値と比べると1.9%上昇した。

・=小規模事業所の月額給与20万円超える=厚生労働省が令和4年の「毎月勤労統計調査特別調査」の結果を公表した。この調査は、毎月勤労統計調査とは別に、常用労働者1~4人の小規模事業所を対象に賃金や労働時間など7月の状況を調査したもの。小規模事業所の「きまって支給する現金給与額(基本給、残業代、諸手当など)」は20万3079円で、平成10年以来、24年ぶりに20万円を超え、過去最高となった。

・=外国人労働者数182万人超、過去最高=厚生労働省が公表した「外国人雇用状況」によると、令和4年の外国人労働者数は182万2725人で、前年の172万7221人から9万5504人増加した。外国人労働者数は、届出が義務化された平成19年以降、過去最高を更新した。外国人労働者数を国籍別に見ると、ベトナムが46万2384人で最も多く、外国人労働者数全体の25.4%を占めている。

・=清掃DXの実現に向けプロジェクト発足=アイリスオーヤマ㈱と星光ビル管理㈱は、ビルメンテナンスにおける清掃業務のDXを実現するプロジェクトを発足する。プロジェクトにおいて星光ビル管理は、管理している約2300件の施設のうち、清掃ロボットの導入条件を満たし、オーナーの了解を得られたものに対して、2023年4月から2024年末までの期間で、600台を目標にDX清掃ロボット「Whiz i アイリスエディション」を順次導入していく。

★=バーチャル受付システム 千葉県の複合施設に導入=大成㈱が提供する遠隔受付システム「「T-Concierge」が、シダックス大新東ヒューマンサービス㈱が運営する千葉県香取市の複合施設「みんなの賑わい交流拠点コンパス(KOMPAS)に正式導入された。

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