・=労働相談件数120万件超、高止まり続く=厚生労働省の個別労働紛争解決制度の施行状況によると、令和5年度の総合労働相談件数は約121万件で前年度から減少したものの、16年連続で100万件を超え4年連続で120万件を超えた。相談件数は高止まりが続いており、内訳では「いじめ・嫌がらせ」に関する相談が依然として最多となっている。
・=長時間労働、パワハラによる障害一層深刻=厚生労働省が公表した「過労死等の労災補償状況」によると、令和5年度における過労死などに関する労災申請件数は4598件で、前年度から1112件増加した。過労死などに関する労災請求件数は3年連続で増加。過去最多を更新した。一方、令和5年度の過労死などに関する労災支給決定件数は1099件で、前年度から195件増加した。過労死などに関する労災支給決定件数は2年連続で増加。請求件数とともに過去最多を更新した。
・=業者数、警備員数増も売上高減少=警察庁生活安全局は「令和5年における警備業の概況」を発表した。それによると、警備業者数は1万674業者で、前年より150業者増加し、15年連続で増加となった。警備員数は58万4868人で、前年より2754人増加した。売上高は3兆3059億5009万円で、前年より2191億7991万円減少した。
・=警備DXで人材不足解消=業務DXロボットの開発を手掛けるugo㈱と、行動認識AIを搭載したAI警備システム「AI Security asila」の開発・提供を行う㈱アジラは7月30日、東京・港区の品川シーズンテラスで会見を開き、ugoの警備ロボットとアジラの人工知能(AI)警備システムを連携すると発表した。
★=置くだけで給排水・充電が可能に=PuduRoboticsJapan㈱は、スイープ、床洗浄、吸引、乾拭きの4機能を1台に集約した業務用清掃ロボット「CC1」の補助装置として、移動式水タンクを発表した。同タンクは電気スタンドと水槽で構成され、設置するだけでCCの吸水、排水、充電を可能にする。