新聞情報

日本ビル新聞1295号(2024年7月1日号)

・=「技能実習制度」廃止、「育成就労制度」創設へ=現行の技能実習制度を廃止し、新たな外国人材受け入れ制度として「育成就労制度」を創設することを柱とする出入国管理法などの改正案が6月14日、参議院本会議で自民党、公明党、日本維新の会、国民民主党などの賛成多数で可決、成立した。

・=企業規模要件撤廃に向け加速=パートやアルバイトなど、短時間労働者の社会保険(健康保険・厚生年金保険・介護保険)について、厚生労働省が企業規模要件撤廃に向けた議論を加速させている。政府では、企業規模要件の撤廃を6月中にまとめる「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)」に盛り込んだ上で、来年の通常国会に関連法案を提出する方針。

・=受注高過去最高 13兆円超え=国土交通省が公表した建築物リフォーム・リニューアル調査の結果によると、令和5年度のリフォーム・リニューアル工事は、受注件数が1003万2823件で前年度から0.8%減少した一方、受注高は13兆2739億円で前年度から14.9%増加した。受注高は13兆円を初めて超え、平成20年度の調査開始以降、過去最高となった。

・=全産業で労災発生頻度増加=厚生労働省が公表した労働災害動向調査によると、令和5年の労働災害発生頻度が2年ぶりに上昇、重篤度は7年連続で横ばいとなった。また、死傷者一人あたりの労働損失日数は2年ぶりに減少した。ビルメンテナンス業が含まれるサービス業は、発生頻度、重篤度ともに低下し、死傷者一人あたりの労働損失日数も減少した。

★=室外機への塗装でCO排出削減=㈱キングジムと㈱コバヤシは、オフィスビルや商業施設のエアコン室外機へ遮熱塗料を塗装することで、CO排出量・電気代削減に繋げる新サービスの共同拡販を開始した。

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